先日、セミナーで熱すぎるものを摂るのはいけないという話を聞きました。
ふーん、なるほどと思って相槌をうち、そのまま聞き流していたのですが、もうひとがんばりとコーヒーを煎れたところ、熱くてなかなか冷めません。ゴクリと熱いまま飲み込んだところ、食道を温かい飲み物の気配が走りすぎていきました。
「のど元過ぎれば熱さを忘れる」
これは、苦しさやつらさも、過ぎてしまえばすっかり忘れるということわざです。
これは食道に温度を感じる温感があまりないことからきています。
熱い飲み物をぐいぐい飲むのは、もしかしたら知らない間に胃を痛める原因となっている行為なのかも知れません。
ふと閃いて、熱い飲み物は口の中に含んで火傷しない温度にしてから飲み込むようにしようと思いました。
閃きがある日突然、理解を運んでくれることがあります。
日常から学ぶことのなんと多いことか。何かを感じる力がなくては、その違いに気付くこともできません。
何気ない社内の会話で、土地が持つ雰囲気の話題が出ました。
今度、外を歩くときには、周囲の人達を静かに観察してみようと思います。
携帯の画面からは拾えない情報がリアルには溢れています。
ふぅ、コーヒーごちそうさまでした。